陥没乳頭形成術

陥没して露出しない乳頭を本来の形態にする手術

陥没したままの乳頭を引き出し、本来の乳頭の形態を取り戻す手術です。

陥没乳頭形成術とは

陥没乳頭とは、乳頭が乳輪内に埋まりこんでいて表に突出しない状態をさします。
自分の指で乳頭を簡単につまみ出すことができる程度の陥没乳頭は必ずしも手術の必要はありませんが、乳頭を全く露出させることができない重症の陥没乳頭は手術が必要です。
最近は、すでに子育てが終わった比較的年配の人の手術希望者が増えています。
陥没乳頭は、術後の再発が非常に多いことが知られています。
陥没乳頭の主たる原因は、乳管の周囲がひきつれて収縮していることです。
授乳機能の温存を最優先すると、どうしても乳管周囲の剥離が甘くなり再発の可能性が高くなります。
すでに子育てが済んでいる年配者の場合は乳管周囲の剥離を十分に行うことができます。
当院では、乳管周囲の剥離を十分に行った後に、真皮弁と呼ばれる組織の移動を併用することによって再発率をより低くするように努めています。

リスク

腫れ、内出血、再陥没、左右差、瘢痕、乳腺炎

治療費用(税別)

自費診療

陥没乳頭形成術 両側 250,000円 片側 150,000円